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2013年10月10日木曜日

MTT#0061 夢現の錦を織る








秋の紅葉シーズン。
お気に入りの場所があります。
でも、残念ながら、
地形的に霧が発生し易く、なかなか 良い場面に出会えません。

一度は、ピークの時節に、ピーカンで、居合わせて見たいものです。

この時も、霧が ... 。
まぁ、雰囲気があると、慰めて見ますか ... 自分を。

まるで、夢現 (ゆめ うつつ)。


さて、曲は、
" Pannonica " 。
(  1956 ?, C.by Thelonious Monk )

演奏は独特のタイム感覚で有名な Thelonious 。
Album ;  " Brilliant Corners / Thelonious Monk "  ( 1956 )

幾多の Jazz-Men を庇護した ' Nica '  夫人に捧げられた曲。
冒頭の Celeste が瞑想的な調べを醸し出します。
優しく包み込む様な曲調は  ' Nica ' こと Pannonica そのものなのでしょう。
私には、Monk が夢の中で聴いた Nica の子守唄 の様な気がしてなりません。

Pannonica は,、著名な財閥 Rothchild 家の父が発見・命名した 蝶の名前で、
その後、娘の名にも  これを冠しました。
' Nica ' は、その名の如く、艶やかに Jazz 界に足跡を残します。
その姿は、パトロンというより 献身的であったとも伝えられています。


優しく霧に包まれて 綺麗に織られた錦が 姿を現す。

 さて、この絵で、 包む霧が Nica なのか、錦が Nica なのか 、... 。


2 件のコメント:

  1. ピーカンの紅葉も、もちろん美しいですが、
    この霧に包まれた紅葉も、
    神秘的で、しっとり包まれるような優しさを感じますね。

    音楽を聴いた限りでは、
    包み込む霧がNicaのような・・
    あ、私の勝手なイメージです・・。

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    1. papa-roku さま いつも、お忙しい中、コメントありがとうございます。

      また、曲をお探し戴いてのご感想に感謝します。
      さて、本分最後に どちらが Nica か を入れたのには訳があります。

      最初、Nica の庇護を霧に見立てて書いていたのですが ... 。
      間違いが入らぬ様に Nica について調べると、 錦つまり主役 でもいいのかなぁと。

      Nica は 映画 007 のボンドご愛用の車 ベントレー に乗りクラブに聞きに行く方です。
      生粋の上流階級出で品があり、Jazz 好きらしく「とんだ」処もある方です。
      パトロンと紹介される事が多いのですが、もっと密接です。
      調べれば調べる程、どっちがどっちだか ... 。

      表裏一体。 そんな言葉さえ浮かびます。

      私も、Nica の様な理解者が欲しい ... そんな、虫のいい話 ... 。

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